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床矯正って?

床矯正について

床矯正(しょうきょうせい)はヨーロッパの矯正の考え方です。みなさんがイメージする矯正(ワイヤーとブラケットを使う矯正。スペースがないので歯を抜きましょう、という矯正。)とは異なり、永久歯が並ぶスペース(すきま)がないなら、そのスペースを作って歯を並べようという考えが基本にあります。

そのスペースを作るために使う装置が床矯正装置です。一見入れ歯のような感じがします。そのとおり、入れ歯と同じで自分で出し入れができるのが特徴の一つです。

どういうものか見てもらうのがいちばんわかりやすいかと思います。

子どもの矯正の例

治療の前で乳歯がすき間なく生えていました。これから生え変わる永久歯は乳歯よりずっと大きいのです。装置を入れる時には真ん中の乳歯が永久歯に生え変わっています。そこから歯列(歯の並び)を広げて永久歯が並ぶスペースをつくりました。

大人の症例



前歯の生えるスペースがないために、むかって右上の2番目の歯が内側に生えています。スペース不足を補うため、全体の歯列を横に広げました。その後後ろから押して、きれいに並びました。下の歯列も横方向に広げることでスペースを確保、重なりを解消しました。